Teton Bros.のレイヤリングの考え方〈春から残雪期〉

ウェアとギア

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寒さもやわらぐ春は、薄手のウェアで軽快に雪山を駆け巡る季節。
けれども、晴れれば夏のように暑く、天気が悪化すれば雪も降るというウェア選びが難しい時期でもあります。
このコラムでは主にバックカントリー&スキーにおいて、Teton Bros.が推奨するレイヤリングの考え方を紹介します。

各レイヤリングの役割や製品の機能を理解し、皆さんにとっての最適なレイヤリングを見つけてみてください。

写真:左から)
Tsurugi Jacket
Serac Pant
Cocoon Jacket
Axio 3D L/S Tee/Axio 3D  Pant


【SHELL】
雪・風を遮断

シェルの役割は、雪や風、雨を遮断すること。保温よりもプロテクション性が優先されるのは冬も春もなく1年中同じです。
そのなかで季節の端境期は天候が変わりやすく、ウェア選びが難しい時期。よく晴れた日はシェルを脱いでミッドレイヤーで行動できるほどの陽気でも、一転して天気が崩れれば、冷たい雨は体を冷やし、標高を上げれば雨がみぞれや雪に変わることもよくあります。
シェルは防水通気素材であることが絶対条件。そのうえで、気温の高さや、バックパックで携行する時間が増えることを想定すると、薄手の軽量モデルがベターです。

パンツタイプのSerac Pantはハイシーズンから残雪期まで活躍するスーパーストレッチ・ツーリングパンツ。歩く時間が長いツーリングスキーでの使用を想定し、ストレッチ性と耐久性を重視。

Tsurugi Jacket (Unisex)WS Lady Bug Jacket (Women)
Serac Pant (Unisex)

【MID LAYER (ACTIVE INSULATION)】
温度と湿度のコントロール

Teton Bros.のミッドレイヤーアイテムには、アクティブインサレーションと呼ばれる通気性中綿素材から薄手のグリッドフリースまで、保温力と通気性が異なるさまざまな高機能素材を採用したモデルをラインナップしています。
寒い季節は通気性より保温性を優先し、温暖な春は通気性の高いものを選ぶのが基本的な考え方。
素材の機能を理解し、用途やシチュエーションでモデルを選択できるようになれば、春の行動はさらに快適になるでしょう。なかには、街着のようなスナップ留めのウールシャツを愛用する人も。これも温暖な春ならではです。

Teton Bros.のアクティブインサレーションの中で、より通気性を重視しているのが「Octa」を部分的に配置したCoccon JacketやSlick Hoody
左) リサイクルウールの「毛七」を使ったシャツ。ウールの暖かさ、透湿・通気性の高さから春はアウターとして、真冬はミッドレイヤーとして活躍

Cocoon Jacket (Unisex)
Farallon Shirt (Men)WS Farallon Shirt (Women)
Serac Pant (Unisex)

【BASE LAYER】
汗処理と保温

気温が高くなってくると、ベースレイヤーの吸汗速乾性はさらに重要になってきます。また、厳冬期に愛用しているメリノウールニットでは暑すぎることも多くなるでしょう。
そこでTeton Bros.が開発したのが、ウールとポリエステルのコンポジット素材。
吸汗速乾性に優れたポリエステルと、肌触りの良さと天然の抗菌防臭効果を持つウール、両者のメリットを併せ持つ素材が「Axio」です。
ウールの弱点だった水分の拡散性を高めることで、速乾性能をアップ。秋冬から春には「Axio 3D」、残雪期以降の温暖な季節には「Axio Lite」がおすすめです。

Axio 3D L/S Tee (Men)WS Axio 3D L/S Tee (Women)
Axio 3D Pant (Men)WS Axio 3D Pant(Women)

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