2021.08.25
登山で着用するベースレイヤーとは?選び方&おすすめもチェック!
こんにちは!アウトドア・ブランドのTeton Bros.(ティートンブロス)です。
快適な登山を行うために重要な「レイヤリング(重ね着)」。
基本的にベースレイヤー・ミッドレイヤー・アウターレイヤーの3種類を重ね着します。
その中で1番下に着るのがベースレイヤー。
ベースレイヤーは機能性はもちろん、肌に触れるので着心地なども大切なポイントです。
今回はベースレイヤーの役割や選び方のポイント、Teton Bros.おすすめの製品をご紹介します!
このページの目次
まずはレイヤリングの基本から!登山で着るベースレイヤーの役割とは
レイヤリングとは重ね着のことで、登山では欠かせない服装です。
その理由は、さまざまな山の条件に対応しながら体を守るため。
登山ではたくさん汗をかいたり、天気が急変して寒くなったりと体温の変化が大きくなりやすいです。
特に汗や雨で濡れて体が冷えると体温維持にエネルギーを消費し、疲れやすくなってしまいます。
また、濡れた状態を放っておくと低体温症になる可能性があります。
機能が異なるウェアを重ね着することで「こまめな脱ぎ着を極力せずにウェア内をドライに保ち、体力を維持する」これがレイヤリングの役割です。
レイヤリングはベースレイヤー、ミッドレイヤー(ミドルレイヤー)、アウターレイヤーの3種類のウェアを重ね着するのが基本です。
それぞれのレイヤーの役割についてご紹介します。
ベースレイヤー
ベースレイヤーは一番下に身に着ける、いわゆる肌着のこと。
素早く汗を吸収して体表から水分を離し、汗冷えを防いで常に肌をドライに保つ役割で着ます。
冬場はメリノウールなどのベースレイヤーを着用することで、保温性もプラスできます。
ベースレイヤーは登山での体力維持・快適さを左右する重要なアイテムです。
ミッドレイヤー(ミドルレイヤー)
ミッドレイヤー(ミドルレイヤー)はベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着る中間着のこと。
行動着と保温着(サーマルレイヤー)の2種類があります。
行動着はベースレイヤーから移動した水分を吸水して蒸れを逃がし、保温着は温かい空気を保つことで体温を維持します。
アウターレイヤー
アウターレイヤーは一番上に羽織るもので、雨や雪、風から体を守るウェアのことです。
防水透湿性のあるレインウェアや、雪山用のジャケットがあてはまります。
レイヤリングについては「レイヤリングとは?その意味や服装の選び方、登山の重ね着の基本を伝授」でも解説しています。
ぜひご参考ください。
登山用ベースレイヤーの素材や機能など選び方もチェック!
体温維持のためにとても重要な役割を担うベースレイヤー。
登山をするなら、しっかり機能するものを選びたいですよね。
ベースレイヤーの素材や機能の種類、選び方をご紹介します。
ベースレイヤーの素材と機能
ベースレイヤーの素材と機能にはどのようなものがあるのか、順番にご紹介します。
ベースレイヤーの素材①天然繊維
ベースレイヤーではメリノウールとシルクが使われることが多く、着心地が柔らかい、保温性が高い、臭いが付きにくいといった特徴があります。
価格は化学繊維と比べると高めのものが多いです。
コットン(綿)も天然繊維ですが、汗が乾きにくいので、普段着ているTシャツをベースレイヤーとして使用するのはおすすめしません。
ベースレイヤーの素材②化学繊維
ベースレイヤーではポリエステルやナイロンが使われることが多く、通気性・吸汗速乾性に優れ、汗を素早く乾かします。
生地に耐久性があるので洗濯しやすく、価格はリーズナブルなものが多いです。
ベースレイヤーの素材③天然繊維・化学繊維の両方を用いたもの
天然繊維と化学繊維を混紡したものや、生地の表面・裏面で使い分けたウェアもあります。
天然繊維が持つ保温性や防臭性などに、化学繊維の吸汗速乾性や耐久性などが加わり、お互いのメリットを兼ね備えています。
ベースレイヤーの機能
ベースレイヤーの機能はメーカーによって異なりますが、汗による蒸れや冷えなどを防ぐ吸汗速乾性や通気性・調湿性、臭いや菌を抑える防臭・消臭機能や抗菌機能などがあります。
最近では太陽の熱を遮る遮熱性や、UVカットの機能をもつベースレイヤーも登場しています。
ベースレイヤーの選び方
ベースレイヤーを選ぶポイントとして、基本的に夏は吸汗速乾性に優れた薄手の化学繊維、春秋は保温性のある中厚手のメリノウール、冬は厚手のメリノウールがおすすめです。
だだし、運動量によって汗の量も変わるので、必ずしも上記の通りにする必要はありません。
夏の登山やトレイルランニングなど運動量の多いアクティビティには、ジッパー付きのベースレイヤーがおすすめ。
体温調節がしやすくオーバーヒートを防ぎます。
冬の雪山登山やベースレイヤーのみで活動することが多い夏には、UVカット機能があると紫外線対策ができます。
その他にも、吸汗速乾性を高めるためにサイズはピッタリと体にフィットするものを選ぶ、怪我や日焼け防止のために長袖を選ぶなどもポイントです。
ベースレイヤーはレイヤリングの中でも大切なウェア。
着用する季節やアクティビティに合わせて選びましょう。
おすすめの登山用ベースレイヤーをご紹介!
Teton Bros.ではさまざまな機能を備えたベースレイヤーを取り扱っています。
今回はおすすめ商品を3つご紹介します。
①VAPOR L/S(MEN)/WS VAPOR L/S(WOMEN)
ポリエステル100%の吸汗速乾性に優れたQuick Dryを採用。
高温多湿な時期や、運動強度が高く汗をかき続けるようなアクティビティにおすすめです。
コットンのような肌ざわりに加え、肌との摩擦を最小限に抑えるフラットシーミング、手首までカバーできるサムホールなど細部にもこだわっています。
②POWER WOOL GRID L/S
外側はポリエステル、内側はメリノウールと分けることで、吸汗速乾性、防臭性、耐久性が備わったベースレイヤーです。
内側のグリッド構造によりデッドエアーを保持し、高い保温性と優れた通気性を両立させています。
体にぴったりとフィットして保温性が高く、前かがみになっても背中が出ないように、後ろは大きなドロップテール仕様になっています。
③ELV1000 S/S TEE (MEN)/WS ELV1000 S/S TEE (WOMEN)
1㎡あたりわずか90gと軽量なメッシュ素材に、超撥水加工(Dry Action)を施したラン用のショートスリーブです。
優れた通気性とグリッド構造によるべたつき感のない快適性が特徴です。
素材に水が滞留することがなく速乾性も抜群。
運動強度の高いアクティビティや、ウォーターアクティビティにもおすすめです。
機能性はもちろん、肌に触れるベースレイヤーはフィット感や着心地も大切です。
ぜひ自分の目的に合ったお気に入りの1枚を見つけてくださいね。
目的に合ったベースレイヤーを着て快適な登山を!
登山でのレイヤリングは、さまざまな条件に対応しながら体を守るために重要な役割を果たします。
特に一番下に身に着けるベースレイヤーは、汗を素早く吸って乾かすことで低体温症や過度なエネルギー消費を防ぐ、レイヤリングの要とも言えるウェアです。
ベースレイヤーはメリノウールやシルクなどの天然繊維、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維、天然繊維と化学繊維の混合など、さまざまな素材の製品があります。
吸汗速乾性はもちろん、防臭性や抗菌機能、遮熱性やUVカット機能など製品によって特徴が異なるので、季節やアクティビティに合わせてお気に入りの1枚を選んでくださいね。
Teton Bros.はアウトドアブランドとして、登山にぴったりのベースレイヤーを各種取り揃えておりますので、ぜひご活用ください!