2021.11.18
[ WAPITI HOODY 2.0 ] 手放せない大切な相棒
北海道をベースに活動を行なっている山岳ガイドオフィス「NORTE(ノルテ)」主宰、立本明広氏のコラム。
立本明広 [ AKIHIRO TACHIMOTO ] http://www.norte-sapporo.com/JP/
北海道をベースに活動を行なっている山岳ガイドオフィス「NORTE(ノルテ)」主宰。高校、大学時代はクロスカントリーの選手として国体,インターハイ,インカレで活躍。 1996年より北海道に移住し山岳ガイドとして活動を始める。
・1998 アラスカマッキンリー登頂スキー滑降
・2006 南米アンデスピスコ峰(5475m)スキー滑降 &アルパマヨ峰(5947m)南西壁登頂
・2009-2011 国立極地研究所 第51次南極地域観測隊 越冬フィールドアシスタント従事
・2013 グリーンランド シーカヤック&スキー遠征
日本山岳ガイド協会公認 山岳ガイドステージII / 北海道山岳ガイド協会員 / レスキュー3テクニカルロープレスキュー資格
毎年9 月も半ばを過ぎると、夏の空気とは明らかに違い、ほのかに甘い秋の樹々の匂いが漂い始めるが、僕が住む北海道では早くも冬の気配を感じ始める。日中は暖かくても陽が傾き始めると徐々に気温が落ち始め、日没とともに急激に湿気を帯びた寒気に覆われる。この寒気と匂いに体と心が反応することで、冬の到来が近いことを感じ取るのだ。そこでWAPITI HOODYを引っ張り出し、常に手元に置くようになる。
WAPITI HOODY は、その着心地の良さと機能性の高さから着用するフィールドを選ばない。たとえば、僕はこんなシチュエーションで使っている。
・早朝、まだ薄暗い中、愛犬との散歩
・夜に積もった自宅まわりの雪かき
・フィールド(雪山)までの車の移動中
・厳冬期のバックカントリーでの活動中
・アフタースキーのバーへ
・近所のスーパーへ夕食の買い物
・夏山登山の防寒着
対応できる温度範囲が広いことも相まって、いつでもどこへでもWAPITI HOODY を着て出掛けることになる。とにかく着心地が良くて、とても楽なのだ。吸湿と通気性に優れたライニングは肌触りがよく、Tシャツの上に直接羽織っても肌に触れる部分が気持ちがいい。中綿に使われている素材「VIVO」は、適度なロフトながら高い保温性を保ち、シート状の中綿に小さな孔を無数に設けることで抜群の“ 抜けの良さ(通気性)“ を確保している。
そして撥水加工の施された伸縮性抜群なシェル素材と合わせることにより、比較的カラダにフィットしたサイズを選んでも全く窮屈感がなく、発汗量の多い動的なシチュエーションから、保温性を重視した静的なシチュエーションまで様々な場面に適応してくれる。厳冬期のフィールドでこんな経験をされたことはないだろうか。マイナス10℃の気温、微風という条件下でハイクアップを始める。アウターシェルを脱いで歩き始めたが、樹林帯では暑くなり、稜線に出ると風があって若干寒くなった。ミッドレイヤーを脱ごうか、脱ぐまいか。着たままでは汗だくになり、その後の汗冷えが心配だが、脱げば風が直接体温を奪う。そんな時でもWAPITI HOODY なら、迷わず着たまま行動することができる。相反する要素を上手に受け止め、快適に行動させてくれるのが、このインサレーションジャケットの最大の特徴なのだ。
WAPITI HOODY が得意とするのは、過酷なフィールドばかりではない。ミニマルなデザインと落ち着いた色使いは、アフタースキーはもちろん、肌寒い季節の散歩や買い物など、カジュアルな場面でも合わせやすいのも魅力のひとつだ。こうして今では秋口から雪解けの春までの約半年間、WAPITI HOODY は僕の生活の中で決して手放せない大切な相棒になっている。
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